第1話 新たな出発(渡海航)

春風が頬をなでる4月、渡海航(とかい わたる)は緊張と期待が入り混じった気持ちで東海大学の正門をくぐった。東海大学・航空宇宙学専攻の新入生として、夢への第一歩を踏み出す瞬間だった。

入学イベント「Tokai Entrance Festival 2024」では、学長の熱のこもった言葉に耳を傾けながら、航は自分の未来を想像していた。「きっと、ここで夢への扉が開くはずだ」そう心に誓った。

イベントが終わり、同じ学科の仲間たちと顔を合わせる時間が訪れた。航は少し緊張しながらも、持ち前の明るさと行動力を発揮し、積極的に仲間たちに話しかけた。

そこではこの学科で何がしたいのかや将来どのような夢を描いているのかを仲間たちと交わした。

「俺は、将来航空エンジニアになりたいんだ!」と熱く語る航に、周りの学生たちも次第に打ち解けていった。共通の夢や興味を持つ仲間たちとの会話は、時間を忘れるほど盛り上がった。

その日の夜、航は興奮冷めやらぬまま夜空を見つめた。

「今日から、僕の新しい人生が始まった。これからどんな出会いや発見があるのか、想像するだけでワクワクする。きっと、ここで夢を叶えるための力を身につけられるはず。頑張るぞ!」

未知の世界への一歩を踏み出した航の大学生活が、こうして幕を開けた。